マーケティングって何?MBAからやさしく学び役だてる方法【マーケティングリサーチ方法編】
今回はマーケティングリサーチの方法をご紹介いたします。
調べたい内容、ターゲットや予算など諸条件に合わせて方法を決める必要があります。
イベントをおこなった際には、後学のため、是非おこないたいものです。
マーケティングリサーチの方法
◆アンケート調査 定量調査 意思決定には量的なものが重要
大きく分けると、社会意識を調べる「世論調査」(官公庁系)とマーケティング戦略につなげる「市場調査」(民間企業系)の2種類がある。
対象者:個人、世帯、企業、小売店など
調査方法:電話、郵送、訪問留置き、面接、インターネットなど
◆インタビュー調査 定性調査 仮説を生み出す、企画の着想を得るには深い理解が重要
一般的には生活者を対象者にした調査
フォーカスグループインタビュー調査、ワンオンワンインタビュー調査など
ネットグルイン、MROC(Marketing Research Online Communities)
★多くの場合、定性調査で仮説を生み出し、定量調査で仮説を検証して意思決定をおこなう
◆トラッキングデータ
調査が保有している小売店などのパネルからの購買データ収集
消費者(パネル)が買ってきたものを家に帰ってバーコードなどをスキャンしてデータを蓄積する。
◆マーケティング実験
市場実験、店舗実験、ホールテスト、ホームユーステストなど
■フォーカスグループインタビュー調査
1)生活者の「生の声」を収集できる
2)出席者間の交互作用が働く(現実の社会に近い)
3)出席者の反応(発言、表情、態度)を直接観察できる
■ポイント1 グループインタビュー調査の成否は司会者の能力に依存
「出席者間の交互作用」と一言で言っても、それを生み出すにはノウハウが必要。
下手な司会者だと扇型に会話が展開し、グループインタビューの意味がなくなる。
■ポイント2 何のためのワンウェイミラーか、依頼者に必ず観察してもらうこと
議事録や分析者のまとめがあっても、生活者の「生の声」は伝わらない。
発言の背景にある真意を、文脈や表情から読み取ってもらうためにも、依頼者の観察は必須。
特に「えらい人」ほど生活者から遠くなるため、参加を促したい。
まとめ
今回はマーケティングリサーチの方法をご紹介させていただきました。
マーケティングリサーチはとても難しいため、経験によるスキルも大切になります。
専門のリサーチ会社などへの外部委託も事前に検討しておくことも重要です。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。