マーケティングって何?MBAからやさしく学び役だてる方法【マーケティングリサーチの目的編】

マーケティングリサーチをおこなううえで、もっとも大切なのは目的を明確にしておくことです。
なぜ、どのような情報がほしいのか、何をあきらかにしたいかを熟考する必要があります。
マーケティングリサーチの目的

◆提供する商品・サービスに対する「顧客」の構造を把握し、どのような単位で戦略を考えるべきかを明らかにする。
→市場構造(=顧客)の分析はマーケティング活動の出発点
◆顧客をとりまく「社会環境」の変化を網羅的・客観的に把握し、顧客におよぼすと考えられる影響をすべて整理する。
→将来の戦略立案の際に、顧客の動向を予測することが重要
◆顧客をセグメント化し、今後の重点対象となる顧客のセグメントを明らかにする。
→効果的であり、実質的な戦略につながるセグメンテーションが重要
◆顧客ニーズに関する「仮説」を検証するために調査を実施する。
→「仮説」の客観的、定量的な評価
◆将来の顧客ニーズを予測し、将来の戦略立案に役立てる。
→現在の顧客ニーズ、将来動向などから、将来ニーズを予測
■戦略的な調査とは
◆競合他社が知っている情報を知るのはあたりまえのこと。
例)消費者の一般的な好み、どのNB商品が売れている(POS分析)など知らないとハンディになる。
◆競合他社が知らないことを知ることが戦略的調査
仮説を持って、その仮説を検証する調査は、仮説を持って調査した会社しか手に入らない。
コンセプトテストで得られる情報はコンセプトをぶつけた会社にしか手に入らない。
新しいセグメンテーションの切り口はその切り口で尋ねた会社にしか手に入らない。
◆「見える化」のための調査は活用次第で強い競争優位を築く
例)競合他社が知らない新商品評価結果(特に項目ごと、自由回答部分など)を活用し続けると他社には無い能力向上が可能。
まとめ
プロジェクト(イベントなど)の事前、事後ともにマーケティングリサーチはおこないたいものです。
しかし、プロジェクトの実行部隊が片手間でおこなえる業務ではない場合がほとんどです。
できれば戦略的なリサーチをおこないたいので、どうしたらできるかを目的とともに考えてみましょう。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。