ブランドって何?やさしく学び役だてる方法【ブランド論:課題1】

Laser Phoenix

今回はブランド論の最終章です。

ブランディングの課題についてまとめたものをご紹介いたします。

再度、皆様のブランド構築について参考にしてください。

ブランディング10の課題(1〜5)

.ブランドを資産として扱う

短期的な財務成果を求めるプレッシャーが常にあるうえ、メディアの細分化とも相まって、組織はどうしても目先の戦術と計画可能な数値ばかりを追いかけがちで、資産を築くという目標を無視したくなる。

人を動かすビジョンを持つ

ブランド・ビジョンとは、差別化を生み出し、顧客の心に響き、実行可能で、変化の激しい市場でも長期にわたって意味を持ち、状況が変わっても適応でき、伝達可能でなければならない。

ブランド・パーソナリティ、組織の価値観、大いなる目標、機能的便益からの超越、といった概念は役立つものの、実際に取り入れるのは簡単ではない。

新しいサブカテゴリーをつくり出す

成長できる唯一の方法は「マストハブ」イノベーションを生み出すことで新しいサブカテゴリーを形成し、競合がレレバントになれない障壁を築くこと。

例外は滅多にない。

そのためには、重要イノベーションまたは転換イノベーションが必要であり、さらにそのイノベーションが勝てるようにサブカテゴリーの認識を管理運営する新たな能力も必要となる。

画期的なブランド構築を生み出す

ブランド・ビジョンを実現するためには、競合のひしめく競争環境を突き抜ける並外れたアイデアとその実行が必要である。

この2つは予算規模の拡大よりも重要。

普通に良いだけでは不十分である。

コミュニケーションの支配権が顧客のスイートスポットに目を向けるほうが有効。

しかし、これも簡単ではない。

統合型マーケティング・コミュニケーション(IMC)を実現する

IMCの実現はかつてなく困難になっている。理由の一つは、広告、後援活動、デジタルといった多種多様な形態が、互いを補強し合うのではなく、競争しがちなせいである。

別の理由として、メディアの状況とその選択肢があまりにも複雑になったこともある。

また、市場の変化があまりに激しいこともある。

さらに、製品別・国別のサイロが協力と対話ではなく競争と孤立に結びついていることもある。

※デビッド・アーカー:ブランド論より

まとめ

どれも大切なことばかりですね。

みなさまのブランド構築に当てはめてみて、今できることは何か?優先順位は?誰がどういつまでにトライするかなど、現実のPDCAに落とし込んで推進してみてください。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。