基礎から学ぶMBA イベント/ビジネスプランニング方法【バリューチェーン編】
イベントもひとつの事業体制と変わらず、業務プロセスの各要素を見直すことがとても重要になります。
企画~イベント終了までの具体的な業務の流れを整理し、改善すべき点があれば改善します。
イベントでもアウトソーシングした方が良い業務やプロセス上の強みを活かす業務の整理をすることがとても大切です。
何でも自分達でおこなうことが良いわけではありません。
イベント終了後の振り返りでも、どこの機能が上手くいき、どこの機能がボトルネックになったかの検証にも使えます。
業務プロセス:バリューチェーン(価値連鎖) マイケル・E・ポーター
バリューチェーンとは、事業活動を機能ごとに分類し、どの部分(機能)で付加価値が生み出されているか、競合と比較してどの部分に強み・弱みがあるかを分析し、事業戦略の有効性や改善の方向を探ること
■バリューチェーンの特徴
◆イベント(事業)組織はイベント(事業)を企画・設計・制作・配置・支援するために行う活動の統合体であることを示す
◆コアプロセスの管理と連携が優れていることがイベント(事業)組織の競争力であることを明確にする
◆事業活動は価値の連鎖であり、競争優位をもたらしている要素を分解して位置づける普遍的な価値連鎖フレーム
◆全体像を示しているので、あらゆる事業活動についてのあらゆる議論ができるところがポイント
◆事業間の価値連鎖を表記できることに大きな特徴がある
まとめ
バリューチェーンの考え方は組織改革や改善活動においてとても重要です。
今後、デジタル化が進むと改めて機能ごとに再分化して機能最適化する必要が出てきます。
とても古典的フレームですが、現在でも有効活用できるフレームワークです。
みなさまも自分の組織を分解して、強みや弱みを再度、把握してみましょう。
何かがボトルネックになっていることに気付くこともあります。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。