基礎から学ぶMBA イベント/ビジネスプランニング方法【収支計画編】
収支計画について考えてみましょう。
イベントだからといって特別なことは何ひとつありません。
有料イベントや物販もおこなうイベント主催者は収支計画も特に重要になってくるでしょう。
イベントでは実行する前には予想されていない費用が必要になってくることも多いです。
そのため、無料イベントでも事前の予算書をできる限り詳細に考え作成し、予備費も捻出しておくことが重要です。
収支計画をつくる
①売上見込みを立てる
イベント入場料のみの場合は「売上=入場料×平均客数」で求める
入場料以外の物販・飲食・その他サービス有の場合は
「売上=平均客単価×平均件数(平均客数×営業日数)」で求める
②売上原価を計算する
各業種別に見積もりを取り、外注予算を把握する
※サービス業は事業の実態に合わせて計算する(平均原価)
※原価が予算を上回る可能性が高い場合は相見積を取ることも考える
③販売費・一般管理費・固定費(会場費など)を計算する
各項目に分けて詳細を計算し、そのうえで合算する
④コストを計算し、資金計画を立てる
必要なコストをまかなう方法を考え、資金計画を立てる
⑤借入・返済計画を立てる
借入額、返済期間、返済方式を決め、返済計画を立てる
※会場費などの前払い金が予想されます。関係各所に支払日も確認
⑥法人税等の概算額を出す
経常利益に所定の実効税率を掛けて求める
※イベント開催による純利益がどれぐらいになるかを考えて開催するかを決定する必要がある
まとめ
有料イベントではない場合は、限りある予算のため、コスト管理がとても重要な要素になります。
イベント後の費用対効果を測定できる方法などを事前に用意しておきたいです。
次回へ向けてPDCAで回していくことも大切です。
言うまでもないですが、イベント中のコスト管理も忘れないようにしましょう。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。