基礎から学ぶMBA イベント/ビジネスプランニング方法【ビジネスモデル編】

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どんなイベントにするかを考える時には、イベントを各要素に細分化して、ビジネスモデルの要素を考え、整理することが大切です。

収益性をあまり考えなくてもよいイベントでも、ターゲット(顧客)との関係とイベント(事業)の体制を考えることはとても重要です。

内部・外部の両方に示すことで信頼獲得にもつながります。

ビジネスモデル

ターゲットとの関係、イベント(事業)の体制、売上回収、コスト管理という事業を成立するために必要な要素

①イベント(事業)の価値

ターゲットに対して、どのような経験価値を提供するのか?

②ターゲット(顧客)の選定

このイベント(事業)にもっとも価値を提供したいメインターゲットは誰か?

③ターゲット(顧客)との関係

ターゲットに対し、どのようなタッチポイント(顧客接点)をつくり、どのようなプロモーションを行ない、どのような関係をつくるのか?

④チャネル

イベント(事業)をどの場所でおこなうことが効果的なのか?

販売店や流通経路など、どのような方法を使ってイベントチケットを売るのか?

⑤収益の流れ

ターゲットからどのように売上を回収し、利益を得ていくか?

⑥主要な活動

顧客経験価値を生み出すために、どのようにイベント(事業)を行なうか?

⑦主要な資源(ヒト・モノ・カネ・情報等)

顧客経験価値を提供できる根源として、どんな資源があり、どんな資源が必要か?

足らない資源をどう調達してくるのか?

⑧パートナー

仕入れ先や外注先など、どのような協力者が必要か?

⑨コストのしくみ

適正な利益を出すため、価格と原価の比率をどのようにするか?

まとめ

②~⑤はターゲットとの関係性、⑥~⑨はイベント(事業)の体制についてです。

これらの要素をまとめたものがイベントのビジネスモデルとなります。

イベントプランニングをおこなう時には、⑥〜⑨のような内的体制を重視したプロダクトアウト的な考えで進めてしまうこともあります。

そのため、常に②〜⑤のようなオーディエンスとの関係性を考えて推進していきましょう。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。