基礎から学ぶMBA イベント/ビジネスプランニング方法【損益分岐点編】
今回は収支計画の補足として損益分岐点を説明させていただきます。
収支計画を作成する場合、イベント(事業)の採算性から 損益分岐点を十分に考慮したプランを作成することが重要になります。
計画をしている時はどうしても楽観的に考えてしまう場合も多いですが、専門家や先輩方の経験などの話を良く聞き、慎重に考えることが大切です。
損益分岐点とは
収入と費用が同額となる時点(BE点:Break-Even Point)
売上高(総収入)=総費用=固定費+変動費
■黒字化する時の売上高や販売数量を求める
損益分岐点売上高=固定費÷(1ー変動費÷売上高)
◆損益分岐点売上高を求める計算例
固定費300万円、変動費600万円、売上高1000万円
300÷(1-600÷1000)=300÷0.4=750万円
◆損益分岐点比率の計算例
損益分岐点売上高÷現在売上高
750÷1000=0.75=75%
まとめ
どんな事業でも損益分岐点と採算性は重要です。
私もワクワクすることばかり考えてしまいがちですが、みなさんもお忘れないようにしてください。
新規のイベントやビジネスプラン(事業計画)をつくる場合、
四半期(3カ月間)ごとの売上とコスト予測をおこない、年度ごとの収支計画をつくり、新規事業予算のキャッシュがマイナスにならないように計画しなくてはいけません。
上手く収益が伸びない場合も多いです。
そのため、初期投資とコスト(総費用)をミニマムにプランを考えることがとても重要になります。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。