基礎から学ぶMBA イベント/ビジネスプランニング方法【マーケティングミックス(4C)編】
前回ご紹介したマーケティングミックス(4P)はプロダクトアウト、供給側からの考え方でした。
今回ご紹介させていただくマーケティングミックスの「4C」は顧客側からのマーケットイン視点で考えます。
供給側と顧客側両方の視点からマーケティング戦略を考えることが望ましいです。
マーケティング施策を考えるときには、是非、合わせて考えてみましょう。
マーケティングミックス(4C) 顧客側の視点
◆Customer Value(顧客にとっての価値)
イベントコンテンツ・サービスがユーザーにもたらしてくれる価値のこと。
イベントコンテンツ・サービスを経験することでどのようなメリットがあり、どのようなソリューションが与えられるのかを考える
◆Customer Cost(コスト)
イベントコンテンツ・サービスを経験するるために、ユーザーが支払わなければならない対価のこと。
これにはイベントコンテンツ・サービスを経験するまでにユーザーが費やす時間や労力なども含まれる
◆Convenience(流通の利便性)
イベントコンテンツ・サービスがユーザーにとって経験しやすい場所にあるかどうかを考える。
ターゲットの生活スタイルや住んでいる場所・地域の特性などから最も手間をかけずにイベントコンテンツ・サービスやその情報を入手できる方法を考える
◆Communication(コミュニケーション)
4Pでは主催者がユーザーに対してどのようなアプローチをするかという点を考えるが、逆に、オーディエンス(顧客)側から主催者側へ接触するコミュニケーション手段について検討する
まとめ
イベントを考えるときもプロダクトアウトの4Pだけではなく、マーケットインの4C視点がとても重要です。
常に顧客の経験価値を上げるためにどうすれば良いかを考えることが大切です。
イベントの場合、顧客はクライアント(スポンサー・協賛・主催者など)とオーディエンス(観客・来客者)に分かれることも多いです。
個人的には、まずはオーディエンスの経験価値を上げることから考えることが望ましいと考えています。
なぜなら多くの場合、オーディエンスに喜んでもらえればクライアントも喜ぶ場合が多いからです。
クライアントに喜んでもらうことから考えてしまうと目的からずれてしまうことも多いです。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。