マーケティングって何?MBAからやさしく学び役だてる方法【 Value(価値)編】

LASER Lissajous

プロジェクト(イベント等)・サービスを具体的に考えるために、どんなValue(価値)を提供するかValueを深堀りして考えてみましょう。

イベントの場合、顧客が支払うコスト(Customer Cost)の視点を忘れてしまっていることも多いように感じます。

Value(価値) どのような価値を提供するか

顧客に提供する価値を高めるということは、「顧客が得るベネフィット」を高め、「顧客が支払うコスト」を下げることを意味する

     CV  =    CB   -   CC

Customer Value = Customer Benefit – Customer Cost

CB:Customer Benefit

「機能的ベネフィット」 「情熱的ベネフィット」

CC:Customer Cost

「金銭的コスト」 「時間的コスト」 「エネルギーコスト」 「精神的コスト」

「認知コスト」 「利用コスト」

■価値の種類

機能的価値

 「機能が多い」「機能が優れている」など、機能や質に関する価値

例)ハイスペックの機材(音響システムなど)を使いコンサートをおこなう  

経済的価値

 「コストダウンできる」「収入アップできる」など経済効果に関する価値

心理的価値

 「感動する」「歓びがある」など、満足感などに関する価値

付加価値

 「アフターサービス」「特典」があるなど、サービスに付帯する価値

時間価値

 「長期間・長時間開催」など、時間効率の関する価値

安全価値

 「事故がない」「セキュリティが万全」など、安全性に関する価値

ブランド価値

 「憧れ」「お気に入り」など、ステータスや愛着に関する価値

■組織の経営資源からどのように価値を提供できるか

ヒト 

「スキル」「経験」「知識」「マネジメント能力」「資格」など

モノ 

「設備」「販売・流通システム」「商品・サービス」など

カネ 

「開催資金」「運営資金」「資金調達先」「資金計画」など

情報 

「社会・業界情報」「意見交換の場」「蓄積されたノウハウ」「為替・金融・法律」など

まとめ

コンテンツを考える際に、オーディエンス(顧客)に対してどんなValue(価値)を与えることができるのかを整理しておくと、もっとValueを上げることができないかを考える際に効果的であり、イベント終了後のチェック項目(c)として使用することができます。

将来的にもValueの評価をきちっとおこない、PDCAをまわすことが大きな成功に繋がることは間違いないです。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。