マーケティングって何?MBAからやさしく学び役だてる方法【進化編】
マーケティングは時代とともに進化し、マーケティング1.0とよばれるものからスタートし、今はマーケティング5.0と呼ばれる時代になってきました。
今回はマーケティングの進化についてご紹介させていただきます。
多くのマーケティング用語もでてきますが、今後ご説明させていただきます。
今回はどういう流れかを理解していただければと思います。
マーケティングの進化
■マーケティング1.0 「製品中心」
製造業が中心の時代に製品自体をマス市場に向けて、コストを抑えて製品をつくり、多くの人に販売することが目的。
成功事例としては、フォードによるT型車のマーケティング戦略です。
◆大量生産
◆マス広告
◆製品開発
◆ブランド認識
■マーケティング2.0 「消費者志向」
時代は経済発展のため、生産者中心から消費者中心へと変化する。
◆STP
◆マーケティングミックス4P (TV広告)
◆差別化
◆ブランドポジショニング
■マーケティング3.0 「顧客対応」
商品やサービスの機能や性能が優れているだけではなく、どのような価値があるのかに注目されるようになり、社会や顧客と深く関わる起業活動が求められる。
◆新規開拓
◆顧客維持
◆顧客単価向上
◆ブランドロイヤリティ
■マーケティング4.0 「すべてがデジタル」
顧客の理想とする価値観と、企業が提供する価値観が合致するように、デジタル技術を使い、顧客ひとりひとりに合わせた価値提供や宣伝方法に変化。
◆5A
Aware(認知) Appeal(訴求) Ask(調査) Act(行動) Advocate(奨励)
◆日本ではAISAS
Attention(注意) Interest(関心) Search( 検索) Action(行動) Share(共有)
◆顧客エンゲージメント
◆自己実現
■マーケティング5.0 「人間模倣テクノロジー活用」
デジタルマーケティングのマイナス面を補い、従来出来なかった高度なテクノロジー、AI、ロボティクス、IoTなどを使い、より深くマーケティングをおこなう。
◆予測マーケティング
◆文脈マーケティング
◆拡張マーケティング
◆ビッグ・データマーケティング
◆アジャイルマーケティング
マーケティングの発展段階
■まるまる置き換わるというよりは積み重ねるイメージ
■現代にあってもマーケティング1.0的な原理はそれなりに生きている
まとめ
今でもマーケティング2.0のSTPやポジショニングはマーケティング戦略を考える中でとても重要です。
イベントやビジネスプランを考えるときにはマーケティング2.0「消費者志向」やマーケティング3.0の「顧客対応」を考えないことなどありえません。
マーケティングの根本は変わらないですが、今後はデジタル技術の発展に伴い、デジタル技術を取り入れ、DX化(デジタルトランスフォーメーション)もできるかぎりおこない、より効果的に顧客経験価値を向上できるように考えていきましょう。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。