マーケティングって何?MBAからやさしく学び役だてる方法【セグメンテーション編】
セグメンテーションとは「区分」を意味していますが、市場セグメンテーションと顧客セグメンテーションがあります。
今回はその違いと特徴をご説明させていただきます。
市場セグメンテーションと顧客セグメンテーションの違い
市場セグメンテーションは、市場全体を分けているのに対し、顧客セグメンテーションは自社(自分)の顧客を分けている。
◆市場セグメンテーション
市場にいる不特定多数の顧客をさまざまな切り口で分類し、特定の属性ごとにグループ(セグメント)を作ることにより、STP分析などをおこない、マーケティング戦略を決定していく
※「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」
デモクラティック(性別・年代)、量層(世帯を購入量でセグメント)、ライフスタイル、エリア等による市場細分化
◆顧客セグメンテーション
・顧客のランク付け
※RFM分析 の組み合わせ等
・どのチャネルを利用
顧客セグメンテーションはもっと行なうべきで、下記のような特性などに分類することにより打ち手を考えることができる。
・Deal Prone(値引きに弱い)、キャンペーンに乗りやすい、高定価購買率層
・特定商品のみ、他カテゴリーも購入
・新商品に飛びつきやすい
・テイスト、スタイルの好みのクラスター
■顧客セグメンテーションの種類
◆デシル分析
購買履歴データをもとに全顧客の購入金額を高い順に10等分して、各ランク(デシル1~10) の購入比率や売上高構成比を算出する分析方法
◆RFM分析 最終購買日(Recency)・購買頻度(Frequency)・累計購買金額(Monetary)
◆LTV 生涯価値分析 (Life Time Value)
まとめ
マーケティング戦略を考える場合は、両方とも欠かせない論点ですね。
一般的にはセグメンテーション(区分)してマーケティング活動をするといえば、市場セグメンテーションを考えるケースが多いと思います。
しかし、実際に顧客と一度はつながった既存顧客をセグメンテーションし、戦略を考える方が、マーケティングコストは低く押さえることができます。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。