マーケティングって何?MBAからやさしく学び役だてる方法【価格設定編】
今回からは価格設定の方法をご紹介いたします。
価格についてもさまざまな要素を考慮して決定していきます。
イベントではあまり考えることが少ないかもしれませんが、マーケティングの大切な要素、Priceについてご紹介させていただきます。
価格設定
■価格設定目的
・最大利益
・最大シェア
・生き残り
・クリームスキミング
・価格品質連想
■どのように価格を決めるのか?
◆コストに基づくプライシング
損益分岐点と価格設定
◆需要に基づくプライシング
・はじめに消費者が受容できる価格を設定
・ニーズを達成するようにスペックを決めてゆく方法
・PSM分析
※PSMとは, Price Sensitivity Measurement(価格感度測定)の略。
ある商品やサービスについて、価格に関する4つの質問をすることで、「上限価格」、「妥協価格」、「理想価格」、「下限価格」を導き出す分析手法のこと。
・コンジョイント分析
※最適な商品コンセプトを決定することを目的とした分析手法
商品全体の評価(全体効用値)をすることで、例えば、価格や色、デザイン、品質など、個々の要素の購買に影響する度合い(部分効用値)を算出する手法
◆競争に基づくプライシング
・競合製品につけられている価格に基づく
・プライスリーダーとプライスフォロワー
・リーダー企業がプライスリーダーであることが多い
・リーダーが値上げをすると他社も値上げをする(ビール等)
・リーダーが値下げをすると他社も値下げをする(インサイト→プリウス)
フォロワーは、プライスリーダーがつけた価格をベースに「より安く、同等、プレミアムを乗せる」を決める
・入札(オークション)も競争に基づくプライシングの一種
◆差別価格制度
・人(属性)によって違う価格を提示すること
例)学割、映画館のシニア割引、海外旅行者割引(ユーレイルパス等)、初回割引
なぜ差別価格制度にするのか?
需要曲線が違うから 曖昧でない納得性のある区分なので不満が出ない
まとめ
このようにプライシングは大切なマーケティング戦略です。
そのため、さまざまな要素を加味して考えましょう。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。