マーケティングって何?MBAからやさしく学び役だてる方法【ニーズ・ウォンツ・需要編】
マーケティングについて話し合うときなどに顧客のニーズ、ウォンツや需要という言葉の解釈が曖昧なことがあります。
そこで、今回はニーズ、ウォンツと需要の意味についてご説明させていただきます。
意味を再確認し、目的や目標をはっきり誤解なくスタッフ全員が同じ認識で行動できることが、イベントやプロジェクトの成功につなげることができるでしょう。
ニーズ、ウォンツ、需要とは
■ニーズ(need)
人間の中に生じている満たされない状態であり、外部の他人がつくり出すことはできないもの
◆必需的とは限らない
◆マズローの5段階説(生存、安全と保証、所属と愛情、尊重と尊敬、自己実現)
◆本人に直接尋ねても自覚していないことが多い
◆もとから存在しており、マーケティングにより作りだすことはできない
例)4〜5人用の快適なパーソナル空間でのドアツードアの移動
ステータス、かっこ良く見られたい
意のままに機械を操りたい
■ウォンツ(want)
ニーズを満たすために欲しいと思うもの
製品やサービスとして具体化されたもの
◆意識上に顕在化したニーズ
◆本人に直接尋ねると「〇〇が欲しい」という形でわかる
◆マーケティングにより作り出す(=顕在化させる)ことができる
例)ベンツのEクラスが欲しい
BMWの5シリーズが欲しい
■需要(demand)
ウォンツが、お金を払ってでも欲しいというレベルになっている状態
◆ある価格に対して、市場に顕在化したニーズ・ウォンツで数量的にあらわれる
◆マーケティングにより作り出すことができる
例)日本での輸入車需要は、〇〇万台 〇〇億円
まとめ
知っているようで曖昧な言葉を再確認することは大切です。
プランを考える会議でニーズとウォンツが混ざってしまうことも少なくはないです。
目的や目標の設定時にも気を付けておく必要があります。
ニーズを探り、ウォンツを作り、需要を生み出すことです。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。