マーケティングって何？MBAからやさしく学び役だてる方法【ブランド資産編】

今回からはブランドについて取り上げていきたいと思います。

商品でもサービスでもイベントでもブランド力があるとないのでは、効果は大きな違いになります。

ブランドには歴史があり、積み重ねてきた証とも言えるでしょう。

ブランドとは資産です。

資産価値を上げるべくさまざまな要素を理解し、戦略を考えていきましょう。

ブランドエクイティ（ブランド資産）

ブランドの名前やシンボルと結びついたブランドの資産（あるいは負債）の集合であり、製品やサービスの価値を増大させるもの。

ブランドエクイティ・モデル（デビット・アーカー）　

①ブランド認知（Brand Visibility）（Brand Awareness）

ブランド認知はブランドエクイティにおける最も基本的な要素で、「そのブランドにどれほど知名度があるか」を表しています。

②知覚品質（Trust & Perceived Quality）

知覚品質は「消費者がそのブランドに抱く品質への評価」のことを指します。この品質は、あくまで消費者が認識する品質を指しており、実際の商品・サービスの品質とは異なります。

③ブランドロイヤリティ（Brand Loyalty）

ブランドロイヤリティは、「そのブランドへの忠誠度や愛着度、信頼度」のことを指し、構成する要素のなかでも非常に重要なものの一つです。

④ブランド連想（Brand Associations）

ブランド連想は「そのブランド名を聞いて、消費者が何を想起するか」を指したものです。

⑤その他の資産（Other Proprietary Brand Asset）

ブランドエクイティにおけるその他の資産は、前述した4要素以外の無形資産全般を指します。例えば、ブランドに関する特許や商標権、著作権といった知的所有権などもこれにあたります。

①②は顧客に価値を高めて提供する

◆情報の解釈・処理

◆購買決定における確信

◆使用満足

③④⑤は企業に価値を高めて提供する

◆マーケティングプログラムの効率と効果

◆ブランドロイヤリティ

◆価格・マージン

◆ブランド拡張

◆取引の活用

◆競争優位

まとめ

ブランド資産を要素分解されており、とてもわかりやすいですね。

ブランド資産を向上させたい場合、どの要素を強化するかを考える際にとても有効です。

次回もブランドに関する内容を紹介させていただきます。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。