ブランドって何?やさしく学び役だてる方法【ブランド論:課題2】
今回は前回の続きでブランデイングの課題をまとめたものをご紹介いたします。
前回分と合わせて、参考にしていただければ幸いです。
ブランディング10の課題(6〜10)
6. デジタル戦略を整理する
デジタルの市場は複雑で変化が激しく、そのうえ市場の大半において視聴者が支配権を握っているという現実から、今までとは異なるマインドセットが必要となる。
新しいケイパビリティと創造的な構想、そして他のマーケティング形態と協働する手段が必要となる。
7. 社内向けにブランド構築をする
IMCの導入も画期的なマーケティングも、社員がブランド・ビジョンを理解し、かつ愛着を持っていなければ、実現は困難である。
ブランド・ビジョンに大いなる目標を欠くと、そのビジョンに社員を感化する作業がより困難だと気づくことになる。
8. ブランドレレバンスを維持する
ブランドが直面する脅威は3つある。
そのブランドが提供するものを買う顧客が減少する、買わない理由が出現する、活気を失う、の3つである。
それぞれの事態に気づき、対応するためには、その市場に関する深い知識が必要であり、加えて投資と変化を恐れない覚悟も必要である。
9. シナジーとわかりやすさを生むブランド・ポートフォリオ戦略を策定する
ブランドにはよく練られた役割とその役割を支えるビジョンが必要である。
どれが戦略ブランドなのかを見分け、そこに資源を割り振らなければならない。
また、ブランド差別化要素とブランド活性化要素を生み出し、管理運営することも必要である。
10. 成長を可能にするためにブランド資産を活用する
ブランド・ポートフォリオは、新しい製品・サービスを可能にすることで、または、ブランドを垂直方向や他の製品クラスに拡張することで、成長を促進すべきである。
最終目標は、ブランドが価値を付加でき、同時にブランド自身も進歩するような新しい環境に、そのブランドを当てはめることにある。
※デビッド・アーカー:ブランド論より
まとめ
どれも大切ですね。
みなさまのブランド構築に当てはめてみて、課題に対してどう取り組んでいくかを再考してみてください。
今回でブランド論のご紹介は終わります。
今までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回以降、違うカテゴリーの内容をご紹介させていただきます。
今後とも宜しくお願いいたします。