ブランドって何?やさしく学び役だてる方法【ブランド論:ブランド拡張】
事業を成長させていく場合、戦略としてブランド拡張が必要になる場合が多いです。
1つだけのブランドを一つの製品・サービスだけでは成長していくことや、維持していくことが難しくなるでしょう。
今回はブランド拡張の考え方をご紹介させていただきます。
ブランド拡張の方向性を見極める
ブランド拡張は事業基盤を広げ、新たな成長プラットフォームをもたらすことができる
「良い」拡張
ブランドが新しい製品・サービスの認知を高め、必要な連想を得る助けとなる。
「さらに良い」拡張
新しい製品・サービスがブランドの認知と連想を強化するうえ、ブランド範囲を広げ、ブランド構築予算を増やしてくれる。
「悪い」拡張
ブランド連想が新しい製品・サービスの助けにならないどころか、妨げにすらなり得る。
「悲惨な」拡張
新しい製品・サービスがブランドイメージを薄めたり、望ましくない連想を生み出したり、市場で失敗や事件を起こすことになって、元ブランドを傷つけてしまう。
ブランド拡張の候補をを決めるには、利用可能なブランド連想を見極め、説得力のある価値提案を持つ製品・サービスを見つけ、その拡張が場当たり的ではなく、長期ビジョンの一部であることを確実にする。
◆ブランド連想
・製品カテゴリーのレレバンス 歯磨き粉→歯ブラシ
・製品属性と機能的便益 風邪薬→睡眠薬
・技術への信頼性 GE タービン技術→ジェットエンジン
・組織の価値観 健康的など
・ブランドパーソナリティと自己表現便益 キャタピラー→服や靴
※デビッド・アーカー:ブランド論より
まとめ
ブランド拡張する際には良い拡張や悪い拡張があります。
大局観を持って、どのようなブランド拡張をおこなうことが良いかを深掘りすることが大切です。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。