ブランドって何?やさしく学び役だてる方法【ブランド論:活気を与える】
前回の続きですが、一度構築されたブランドでも、永遠に続くことはありません。
今回はブランドに活気を与える方法をご紹介させていただきます。
ブランドに活気を与える!
■活気の要因 少なくても一つは当てはまらないといけない
・興味深い/刺激的 ブランドを話題にする理由がある
アックス(メンズデオドラント)、NASCAR(レース)、レッドブル、フェデックス・カップ
・巻き込む/惹きつける ブランドではなく、評価の高い活動やライフスタイルでも良い
レゴ、ディズニー、スターバックス、グーグル、アマゾン
・創造的/変化に富む 目立ったイノベーション・マストハブを次々と実現してきた
アップル、ヴァージン、GE、3M
・情緒的/目標に一心不乱 情緒を駆り立てるような大いなる目標を表す
ホール・フーズマーケット、パタゴニア、無印良品、
■活気が足りないブランドは、潜在的に三つのマイナス材料を持つ
・レレバンスに不可欠の条件である「購入時の検討対象」になる可能性が薄まる
・退屈で陳腐で古臭く、マイナスの自己表現便益と社会的便益を生み出し、著しく時代遅れとなる
・重要なイメージ要素の劣化をもたらしかねない
■ブランドを活気づけるために、ブランドが検討すべき3つの方法
・新しい製品・サービスによる活力
・マーケティングを活性化する
人々を巻き込む販促活動、説得力のある広告宣伝、小売進出(アップル)、高次元の目的(パタゴニア)、口コミで広がる動画(SNS)
・ブランド活性化要素を見つける、または生み出す
「自社所有できる社内ブランド活性化要素」パンパースビレッジ、アフラックダック、ミシュランマン
「社外のブランド活性化要素」すでに活気のあるブランドを見つけ、対象ブランドをそれに結びつける
■ブランド活性化要素利用の手引き
「自身に活気がある」
「情緒的なつながりをもたらす」
「本物である」
「マスターブランドに結びつく」 水資源保護→スターバックス、コカ・コーラ
「固定資産だと見なせる」 長期的投資 エイボンウォーク、アフラックダック
「ブランド・ポートフォリオの一部として管理運営されている」
※デビッド・アーカー:ブランド論より
まとめ
ブランドの活気と存在感を保っていくことは、とても大変です。
ブランド管理はPDCAを繰り返し、継続的に頑張っていきましょう。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。