ブランドって何?やさしく学び役だてる方法【ブランド論:社内向け】
ブランディングをおこなう場合、どうしても外向きの対策ばかりを考えてしまいがちです。
しかし、内向け、社内や組織内へのブランディングがとても重要であることも忘れてはいけません。
社内向けブランディングがカギとなる
社内と社外の両方にブランドビジョンを強調した企業の収益性が高いことが統計的に優位だと証明されている
社員に2つの質問をすることで、組織の状態をテストできる。
「当社のブランドは何を表していますか?」 「それを意識していますか?」
■強力な社内向けブランデディングは複数のメリットを生む
1)明快で説得力のある社内ブランディングは、社員と事業パートナーに方向性と意欲を与える
2)社内向けブランディングによって社員に刺激を与えれば、創造的で活気的なブランド構築プログラムを発見・導入させる可能性を高めることが出来る
3)強力なブランドが社員基盤を活性化すると、彼らはブランドについて他人に語りたいと思うようになる
4)大いなる目標を含むビジョンのあるブランドは、仕事上の意義と達成感さえも社員に与える見込みが大きい
■社内向けにブランドを伝える
1)学ぶ 何が必要とされているのか、他ブランドとは何が違うのか
2)信じる ビジョンの背後にあるものをブランドが実現でき、そのビジョンが成功につながるという考えを受け入れる
3)演じる ビジョンを実現できるよう活気と力を与えられ、社内でも社外でもビジョンを宣伝する役目を担う
■ブランドの「テーマストーリー」
ブランドを生き生きと、本物として伝える一助とするため、テーマ・ストーリーを集め利用すべきである
◆L・Lビーン
狩りの最中に靴の中が蒸れたことで不快な思いをしたため、防水のゴム底を持ち、上部が軽量な靴を開発して販売。
100足を販売したが、縫い方に問題があったため、全ての顧客に返金し、最初からつくり直した。
L・Lビーンの伝説的な「100%満足保障」の第一歩となった。
◆ユナイテッド航空 「ドリーム・スカイ」 外部向けと社内向けのブランディング
ブランドプロミスを顕在化
※デビッド・アーカー:ブランド論より
まとめ
ブランドを提供する側が理解度が少ないと、ブランドの効果は薄まってしまうことは良くあります。
理想を言えば心よりそのブランドを愛してる人たちが提供すると、自ずと提供される側へ伝わるものです。
ディズニーランドで働く多くの人たちはディズニーのことを愛してる人たちが多いでしょう。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。